株式会社マルエム商会

創業100周年の企業の挑戦。Loglass導入によって、予算策定のスピードとアウトプットの質が格段に向上しました

卸売・小売
従業員数 1〜300名

中期経営ビジョンに「小粒でもキラリと光る技術商社」を掲げている、株式会社マルエム商会様。2023年に創業100周年を迎えます。電気機器、各種産業機械や水処理プラントの販売・電気工事などを行ってきました。以前まではエクセルによって管理会計を行っていましたが、ファイルの作成から管理まで一人の社員が担っており、属人化してしまっていました。いち社員に依存するのは、問題発生時に即座に対応できなかったり、その社員が辞めてしまうとファイルの仕組みを理解する社員がいなくなってしまったりするなどの支障が発生してしまいます。そうした課題があり、汎用的な経営管理システムの必要性が高まり、Loglassを導入いただくこととなりました。今回は導入から運用までご担当いただいている財務部部長の芝本様にお話を伺いました。

お話を伺った方

管理本部 財務部 部長|芝本様

POINT

  • 予実管理が属人化していた
  • 配賦のロジックが自由に組めるなど、配賦がスムーズにできるようになった
  • 予実管理が一気通貫で見える化できた

すぐに壊れるエクセルの関数や複雑な配賦ロジックに悩んでいました

ー Loglass導入の背景、導入当時の課題について教えてください。

芝本様 弊社では予実管理をエクセルで行っていました。A部署、B部署という形で、ファイルをたくさん作り、各ファイルを連携させて、さながら管理会計システムのように複雑な仕様になっていました。また、このファイル群を作っていたのは弊社のひとりの社員でした。そのため、他の者がファイルを編集したり予実比較のレポートを作成するには、本人に聞かないとわからないことが多々ありました。また弊社の配賦のロジックも非常に細かったこともあり、エクセルで管理するには相当な負荷がかかっていました。そのため配賦をもう少しスムーズにできればとも思っておりました。

ー Loglass導入の決め手はなんだったのでしょう。

芝本様 弊社の複雑な配賦ルールに対応できそうだと考えたからです。Loglassは配賦のロジックを自由に組むことができるので、弊社に合っていると感じましたね。特にログラスさんに依頼しなくても、自分達で配賦ロジックを変更できるほどUIが優れているのには感動しました。

予算策定のスピードとアウトプットの質が上がりました

ー Loglass導入後の効果はいかがでしょうか。

芝本様 予算策定のスピードとアウトプットの質が上がりました。その理由はいくつかあります。まず、前年比や予算案比が一覧表示できるようになったことです。しかも、部署別で見られたり、月次や四半期といった様々な期間で見られたりと、エクセルでは難しかったことができるようになったことは大きかったです。予算を立てる時には前年比のデータを見る必要がありますし、第1四半期が終わった時点で前年の第1四半期の時と比較して振り返るといったことも重要です。しかし、これらの比較や振り返りを行うためには、エクセルでは比較のために関数を組み直す必要があり、手が十分に回っていない状況でした。Loglassを導入して、分析したい時期や部署を選択するだけで簡単に意図した軸で分析できるようになり、予算策定のスピードと質が格段に上がりました。また、実績明細がワンクリックで見られるようになったことも大きいです。例えば、予算策定で昨年の実績を見たい時に、実績が膨らんでいる背景が一目でわかるようになりました。これまでは総勘定元帳を参照しなければならず、かなり手間がかかっていたので、大きな工数削減につながりました。そして、組織変更が発生した場合でも、マスターデータの変更や実績比較が簡単にできるようになったことも理由に挙げられます。

ー 導入してから気付いたメリットはありましたか。

芝本様 窓口になって下さった方が導入後も伴走してくれたのは嬉しかったです。特に弊社の担当になった方はフォローが手厚かったですね。人柄も良くて、フォロー期間が終わった後も「これで終わりです」みたいな感じが無かったのには驚きました。それこそ、導入から9〜10か月ほど経過した頃に予算策定をしようとしていた際、フォローしてもらえるのか不安でした。いざ相談をしたら丁寧に教えていただけて、かなりきめ細かなアフターフォローだと感じました。フォロー期間の間に一通りレクチャーしていただいたのですが、その後、組織改編もあったり配賦のルールも変わったりしていました。ですので、予算の取りまとめをしている当部署の人間はかなり不安を感じていました。ですから、ログラスさんにフォローいただけたことは本当に安心しました。また、ログラスさんが全部やってくれるのではなく、こちらが操作、実装できるようにフォローしていただけたこともありがたかったです。

フル活用できるメンバーを増やし予算策定や見込み更新の精度をさらに高めたい

ー 今後Loglassで挑戦したいことはありますか。

芝本様 予実管理をより一気通貫で行いたいですね。Loglassの導入でだいぶ予実管理が一本化できましたが、数字をインポートする役割は、売上から粗利までが業務部、販売費及び一般管理費から下は財務部が担っています。これをさらに一気通貫でできるようになるのが理想です。また、見込み更新もLoglassで行いたいですね。現在はエクセルでマクロを組んで動かしています。これもLoglassで管理できるようになれば、さらに生産性が上がるのではないかと期待してます。まだまだLoglassをフル活用できているメンバーは多くはありません。予算策定や見込み更新に対する社内のリテラシーを高めていくことで、予実管理、見込み更新管理をLoglassにまとめられるよう推進していこうと思っています。

予算策定の方法とポイントにに関する記事はこちらもぜひご覧ください。

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