ツクリンク株式会社

事業拡大を見据えて早期にデータ基盤を構築・仕組み化し、スピード感のある意思決定を実現

IT・インターネット
従業員数
1〜300名

ツクリンク株式会社は、日本最大級の建設業マッチングプラットフォーム「ツクリンク」を運営しており、約100,000社以上(※2024年10月現在)の登録社数を誇ります。

同社のパーパス(存在意義)は、「産業構造を変え、豊かな未来をつくる」ことです。高齢化と慢性的な人手不足に悩む建設業界において、建設業界を壊すのではなく、寄り添い、押し上げながら、テクノロジーを活用して労働環境の改善や正当な評価と待遇を得られる仕組みの構築を目指しています。

同社は今後の事業拡大を見据え、早いタイミングから経営管理の仕組み化を行うために「Loglass 経営管理」を導入しました。そして現在は「Loglass 人員計画」も活用しています。

お話を伺った方

POINT

  1. 成長期段階における早期システム導入の重要性と将来を見据えた基盤構築
  2. 経営層や事業責任者への情報共有が容易になり、データに基づいた意思決定が促進
  3. Loglass経営管理とLoglass人員計画の導入により、予実管理〜分析をワンストップで効率化

効率化とデータ基盤作りは早いタイミングで行った方がいいと考えた

ー「Loglass 経営管理」を導入しようと思った背景や当時の課題について教えてください。

導入前は予実管理にかなり苦労していました。

具体的には、スプレッドシートで予実管理をしていたので、データの正確性を保つのが本当に大変でした。予算を立てて、実績と比較して、見込みを管理する……それを一人で担当しており、膨大な時間がかかっていたのでそれを効率化したいと思っていました。

また、上場を見据えた時に単純な予実管理の先にある、着地見込み管理や通期予測の精度を上げる必要があり、そのためには事業部門の責任者レベルで予実管理をしてもらう必要がありました。

当時は「経営企画が実績を取りまとめて把握しているんでしょう」という雰囲気で、求められる数字を常にこちらから情報を提供しなければならなかったので、各事業部門の責任者がいつでも数字にアクセスできる環境を作ろうと思ったんです。

ー「Loglass 経営管理」の導入の決め手はなんでしたか。

当時はベンチャー企業でこういった経営管理システムを使っているところが少なかったんですが、効率的な予実管理にシステムは絶対に必要だと考えていました。

もともとLoglassのシステムに好印象を持っていましたが、機能開発のスピードとLoglassのUIなら予算から実績までの業務効率化と社内の数字意識を高められると思ったんです。

あるあるだと思うのですが、経営企画のメンバーを一人増やすだけでもハードルが高い。上層部に「システムを導入すれば、人を増やさずに業務効率化が図れる」という形で上申し、システムの導入を決めました。

ー「Loglass経営管理」を導入後、どのように活用されていますか。

予算策定、実績管理、見込み更新など、全てシステム上で一元管理しています。週次で見込みの更新を行っていて、それを経営会議での報告に活用しています。

特に良かったのは、事業部門が自ら予算と実績を確認できるようになったこと。自分たちでコストを把握して分析できるようになりました。

また、銀行へのレポート作成など、外部向けの資料作成にも活用しています。以前はこの作業だけでも結構な時間がかかっていたんですが、Loglassのレポート機能で作ってしまえば毎回自動で集計されるので、効率化できていますね。

イレギュラーが多い人員計画も人件費が自動更新され、予実管理の精度が向上

ー「Loglass 経営管理」に加えて、「Loglass 人員計画」を2024年にリリースされたタイミングから導入いただいています。導入にいたった経緯を教えてください。

人員計画の業務は本当に頭を悩ませていたんです。まず、人件費の計算や管理をスプレッドシートで行った後に数字を「Loglass 経営管理」に入れていたんですが、これが非常に非効率でした。

当社の人件費の管理の課題は、人件費の計算ではなく「いつ人員の増減があるか」でした。採用計画から前倒しや後ろ倒しになることや「いい人材だから計画にないけど欲しい」となることもあります。そのため計画から変動しやすく、想定外のコストになりやすい。そういった変動を見込みとして反映しながらアップデートしたい。

ただ、入退職があるたびに手作業で人件費を変更しないといけなくて。これが本当に時間がかかるんです。しかも、人事情報と経営管理情報の連携が不十分で、正確な人件費予測がなかなかできていませんでした。

そんな時に「Loglass人員計画」がリリースされるという話を聞き、「まさに待っていた機能だ」と思いました。

ー「Loglass 人員計画」の導入の決め手はなんでしたか。

決め手はいくつかありましたね。

まず、すでに導入している「Loglass経営管理」と連携できるというのが大きかったです。これで人件費の予実管理の精度が格段に上がると思ったんです。

それから、採用や退職、昇給などの情報を一元管理できて、それが自動で人件費計算に反映される。これは本当に画期的だと思いました。

ー「Loglass 人員計画」の効果はいかがでしょうか。

採用や退職、昇給などの人員情報をシステムに入力すると、自動で人件費計算に反映される機能は思っていた通り、重宝しています。特に退職や昇給の情報を一箇所変更すると一気に変更されるというのが、なかなかスプレッドシートでは難しかったので助かっています。いまは、人事から情報を吸い上げて人員情報を更新する仕組みも構築できて、人件費予測の精度がかなり上がりました。

特に昇給の時期に合わせて予算に反映させられるのがいいですね。経営判断の精度向上に大きく貢献しています。

「Loglass 経営管理」と「Loglass 人員計画」で必要なKPIを全て管理できるようになった

ー「Loglass 経営管理」「Loglass人員計画」双方の効果はいかがでしょうか。

予算策定から先の部分の業務負担は軽くなりました。「予算をいくつか作って比較する」「見込みを更新して各部門ごとの差異をみる」「見込みの比較、予算との比較」など様々な比較を簡単に見られるようになりました。以前は毎月の実績が締まった後に、半日かけて科目の振替を行っていたので、これがアップロードするだけで完了できるようになったのは嬉しいです。

重要なKPIは全てLoglassに集約されたため、リアルタイムで正確な財務情報にアクセスできるようになり、より迅速な意思決定ができるようになりました。

また、事業部門が自ら予算と実績を確認できるようになったことで、各責任者のコスト意識の向上に繋がりました。自分たちの判断が数字にどう影響するのか、よりリアルに感じられるようになったと思います。

ー今後、Loglassをどのように活用していきたいですか。

「Loglass 人員計画」はバイネームでの管理ができるため、男女比や年齢、年収の平均など人的資本開示の部分での活用も視野に入れています。

また、見込み数値の更新タイミングにばらつきがあるのでここは足並みを揃えていきたいですね。施策とセットで数字見込みが会話できるようになると事業サイドと経営層の認識も合わせやすくなり事業スピードも上がっていくと考えています。

ー予実管理や人員計画に課題を感じている方へメッセージをお願いいたします。

成長期の企業にとっては、早めに手を打つことが重要だと思います。人数が少ないうちは何とかなっても、規模が大きくなるにつれて課題も大きくなるので早いタイミングでデータ基盤を作っておいた方がいいと感じます。

Loglassのようなシステムを導入することで、データの正確性が向上し、業務効率化が図れるだけでなく、課題も可視化されるので事業の出力をもっとあげていけると思います。

3分でわかるLoglass

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Loglassの機能や提供価値、導入企業での運用事例をご紹介いたします。

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