「ゲームをより楽しめる世界を創る」をミッションに掲げ、ゲーム攻略情報やゲーム紹介情報等を取り扱うメディア「GameWith」を運営する株式会社GameWith様は、ゲームメディア事業を主軸にeスポーツ事業やブロックチェーンゲーム事業などを展開しています。1人の担当者が予実管理を表計算ソフトで行っていたため業務が属人化してしまい、さらに経営や事業部門に対する予算や実績の情報共有にも支障が出ていました。経営層から事業部長層までのオープンでタイムリーな予実情報の共有、さらに予算や実績といった数字に対する全社的な意識の底上げを行うべく経営管理クラウド「Loglass」を導入いただきました。今回は、予実管理を実質的に1人で担当している経営企画室の吉野様にお話を伺い、Loglass導入のきっかけや導入後の効果について語っていただきました。
経営企画室 マネージャー 吉野様
当時の予実管理は実質的に私1人が表計算ソフトを使って回していました。こんな体制ですとどうしても業務が属人化してしまいますし、情報共有も難しいですから経営や事業部側から予実の数字が見えづらいという課題もありました。「予実管理をもっとオープンにして予実の数字を全社で共有し、会社全体として予算や実績に対する意識を底上げしていきたいよね」という話が上司からもあり、経営管理システムの導入検討を始めました。Loglassについては、弊社で働いていた布川さんの会社の製品ということで以前から存じ上げていました。Loglassより先に検討していた他のシステムの導入は見送り、布川さんの会社の製品を検討してみようということになったんです。
やはり弊社がやりたい「予実の数字を全社に共有し、予算や実績などの数字に対する意識を全社的に上げていく」ということを実現できると思ったからですね。Loglassなら対応できるし、社長から「布川さんのところなら応援したいよね」というコメントもあり、Loglassの導入が決まりました。
予実の数字を部長層に共有するために使っています。毎月の実績データをLoglassに取り込み、予実の数字を部長層に共有しています。実績値の内訳や摘要、予算対比で何が増減したのか、といったことがシステム上でいつでも見られるようになりました。元々こういった予実管理は表計算ソフトを使って私が1人でやっていましたので、誰かに共有しようとするとすごく大変だったんです。表計算ソフトで共有してしまうと、どの費用が何故発生したのか、という内訳や要因が分かりづらくなるんですね。たとえば、ある特定の科目の実績値だけがあったとして「その内訳は何?」と質問されても回答が難しい。調べるとなったら元帳を出力して部署単位に加工するなどして共有する、という手間が定常的にありました。しかし今では経営企画室の手を介さずにいつでも部長層がLoglass上で予実の数字を見て、その内訳まで確認できるようになりました。
アカウントを発行しているのは経営企画室、財務経理、社長を含む役員、各事業部長です。以前から会社全体として予実の数字に対する意識を上げていきたいという想いがありましたが、まずはその第一歩とし て、こういったメンバーにLoglassを使ってもらっています。
毎月発生していた各部署への予実の数字共有は既にLoglassに置き換えられています。表計算ソフトで作業していた頃と比較すると、月当たり10時間以上は削減できていると思います。実績数値の内訳・摘要をすぐに確認できる明細確認機能は便利ですよね。
開発のスピード感があるなというイメージです。色々な要望を出しても聞き入れてくださいますし、アップデートも毎月のように行われていますよね。プロダクトの改善が非常に早く回っているのかなという印象を持っています。
予算策定の際にもLoglassを活用していきたいと思っています。弊社のLoglass導入がちょうど期初の時期であったため、まだLoglassを使っての予算策定は行っていません。予算策定についても属人化しており、表計算ソフトを使っての各部からの数字の集計は非常に煩雑であるとともに、ミスの起こる可能性が高いものでした。Loglassを活用することで経営企画だけでなく事業部の作業負担を減らし、戦略策定や分析等の、より重要な業務に割く時間を増やしていくことで全社的な経営の強化につながればと考えています。
弊社がそうでしたが、予実の見える化に課題感のある企業がいいでしょうね。自分の想像ですが、経営企画部門が数字の管理を一手に担っている企業は意外と多いんじゃないでしょうか。このような企業の場合、各部に予実の数字を共有したり、各部から数字を集めたりするところが属人的になっていて、予実の数字も経営企画部門内で閉じてしまいがちです。そこでLoglassを使って予実の数字を手間なく見える化できるとなれば喜ばれるのではないでしょうか。