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株式会社GENDA

M&A戦略で成長するグループを可視化。経営判断のスピードと精度を高める管理会計の仕組み作り

エンターテインメント
従業員数
5,001名以上

「世界一のエンターテイメント企業」を目指し、アミューズメント施設やカラオケ、外貨両替機、映画配給など多角的に事業を展開する株式会社GENDA。M&Aを成長戦略の中核に据え、国内外で積極的に事業拡大を続ける同社では、グループ全体の経営状況を正確かつ迅速に把握するための管理会計体制の強化が急務となっていました。

複数のグループ会社や店舗を横断する膨大なデータを、Excelベースで手作業管理していた同社では管理部門の負荷軽減と経営判断の迅速化を目指し、新たな経営管理基盤を整備するため、「Loglass 経営管理」を導入いただきました。

今回は「Loglass 経営管理」の導入を主導されたコントロール部の皆さまに、導入の背景や運用の実際、得られた成果、そして今後の展望についてお話を伺いました(2025年9月取材)。

お話を伺った方

コントロール部 部長 遠田 智紀様

コントロール部 マネージャー 長谷 寛様

コントロール部 マネージャー 松浦 祐紀様

POINT

  • Excelによる煩雑な作業を自動化し、月次資料作成の工数を大幅に削減。
  • 週次で予実データを更新し、連結決算への影響をリアルタイムに把握可能に。
  • 経営会議前に状況を把握し、より踏み込んだ議論や是正提案へとつなげられている。

膨大なデータを扱う現場の業務負荷を軽減しつつ、M&Aで拡大する組織を可視化するために

ー 創業期から企業成長の主軸戦略として積極的なM&Aを掲げていますが、管理会計にはどのように影響しているのでしょうか。

遠田様:創業来50を超えるM&Aを行ってまいりましたが、新しい会社がGENDAに加わると、グループ全体のセグメントや事業領域ごとの業績構成が大きく変化します。1社増えるだけでも連結全体の損益構造に影響が出ることが多いため、より精度の高いモニタリングが管理会計には求められます。

特に難しいのが事業譲渡のケースです。株式譲渡とは違い、一事業やいくつかの店舗のみがグループに加わるため、既存企業の中に吸収される形となります。そうすると個別の業績が見えづらくなってしまい、その事業はM&A後も成長できているのか、既存事業にどのような影響を与えたのか、評価しにくくなってしまうのです。そのため、より精度の高いモニタリング、具体的には店舗・サービスレベルまで業績を切り出し、定量的に評価することが求められます。

ー 「Loglass 経営管理」を導入いただく以前は、どのような仕組みで予算実績を管理されていたのでしょうか。また、抱えていた課題をお聞かせください。

遠田様:グループ会社が増加していくなかで、Excelによる管理が限界を迎えていました。1つのファイルの中にグループ会社ごとのシートがどんどん増え、さらに店舗・サービスごとにデータが分かれていく構造でした。「Loglass 経営管理」を導入する直前では、資料ごとに約20社分のデータが存在しており、さらに店舗数や客数、客単価といった事業上のKPIは別ファイルで管理していたため、データが散在していたのです。

その結果、私たちコントロール部の入力作業が煩雑化し、データが重くなったExcelを開くだけでも時間がかかるなど、業務効率が著しく低下していました。入力担当者にのしかかる負荷も大きく、経営層から求められるモニタリング精度を維持していくのは困難な状況でした。

また、月次決算の資料作成にも課題を抱えていました。月次決算の資料は、経理部が月初から8営業日目までに締めた数字を私たちが集計し、12営業日目に実施される経営会議の前日までに資料として展開していました。つまり、わずか3営業日で資料を完成させる必要があったのです。短期間でグループ全体の膨大なデータを集計しなければならず、分析まで手を回す余裕はほとんどありません。出てきた数値を正確にまとめるだけで精一杯という状況でした。

膨大なデータ量、展開を見越した使いやすさ、そしてツールの発展性が導入の決め手に

ー 経営管理のツールに対して、重視していた要素をお聞かせください。

遠田様:大前提として、今後もM&A戦略によりグループ会社の数やデータ量が加速度的に増えていくことを想定していました。そのため、月間で40~50万明細という膨大なデータ量に耐えられるシステムであることを最重要視しました。

また、導入後はコントロール部だけでなく本社の経理部・財務部・IR部、加えてグループ各社の経営層や経営企画部門にも展開したいと考えていたため、誰でも使いやすいUIであること、分からないことが発生した際に迅速なサポートを受けられる体制があることを求めていました。

松浦様:連結会計に耐えうるシステムであるかどうかも重点的に見ていました。M&Aでは組織再編が頻繁に発生するため、事業部と紐づいた実績データの組み替え作業が簡単にできるシステムの方が当社にとって最適だったのです。

そして今後の開発ロードマップが明確であることもポイントでした。ログラス社の担当の方には、ご提案の段階で新機能の拡張計画を丁寧に説明いただき、大きな安心材料となりました。加えてサポート対応も高評価で、特に問い合わせに対するレスポンスがとても早かったことが印象的です。

ー 経営管理のツールはどのように比較検討されましたか。

遠田様:「Loglass 経営管理」を含む複数のサービスで比較検討しました。私が最も重視していたのは、「膨大なデータ量に耐えられるシステムであるか」でした。しかし、他社サービスの説明は、やや不安が残る回答結果でした。特にデータの取り込みにかかる時間が長くなってしまうようで、場合によっては翌日に反映というツールや、そもそも具体的な処理時間をご説明いただけないケースもありました。

一方で「Loglass 経営管理」は数分以内に反映されることが確認でき、スピード面では圧倒的に優れていたと思います。

さらにグループ会社への展開にも違いがありました。他社サービスの場合、それぞれのグループ会社で新たに環境を構築しなければならないという制約もありました。「Loglass 経営管理」の場合は、グループ本体でシステム環境を整えてグループ会社にはアカウントを配布するだけで展開でき、同じ数字に基づいて分析・議論が出来るようになった点は高評価でした。

取締役からも「そろそろシステム導入を検討してはどうか」という後押しもあり、単にコントロール部に限定した業務効率化ではなく、GENDA全体で同じ数字を共有し、より正確で高度な意思決定につなげていくための基盤作りとして、「Loglass 経営管理」の導入を決定しました。

財務・非財務問わず、グループ各社の数字を週次で把握し、リアルタイムな意思決定を実現

ー どのような業務シーンで「Loglass 経営管理」を活用されていますか。

遠田様:月に一度の月次決算資料はもちろん、日常でもグループ各社の予算・実績の着地見込みを週1回の頻度で更新し、連結決算に与える影響度合いを「Loglass 経営管理」上で随時確認しています。エンターテイメント領域はトレンドへの依存度がとても高く、たとえば人気アイドルやキャラクターなどが“バズる”と、プライズ(景品)の売上が急増するため、週次で細かく更新することでリアルタイムな意思決定につなげています。

私たちコントロール部以外で利用頻度が高いのが、財務部とIR部ですね。財務部では週次の着地更新を受けて各社の資金繰りを点検しています。IR部は投資家面談や四半期説明資料の作成時に「Loglass 経営管理」を参照しています。

ー 既存・新規のグループ会社には、どのように「Loglass 経営管理」を活用されていますか。

長谷様:現在、5社のグループ会社に「Loglass 経営管理」のアカウントを発行しました。各社とも経営企画や経理・財務といったコーポレート担当者がデータのハブとして活用しています。「Loglass 経営管理」の導入前と比較して、より細かな組織粒度で費用把握と分析が可能になり、会計システムからExcelへの転記という手作業を「Loglass 経営管理」によるデータ統合に置き換えています。

遠田様:M&Aから間もない新規のグループ会社には、クロージング直後から経営会議の運営水準に馴染んでいただくため、会議フォーマットの説明と併せて「Loglass 経営管理」に業績見込みを取り込むための共通ファイルを配布します。全社共通の入力枠組みを最初から適用することで、どの粒度・精度で報告するべきかという、いわゆる“GENDAのルール”を早期に共有できています。これにより、「共通の数字」のファクトを持った上で、事業部との連携も密に取れるようになりました。

ー 「Loglass 経営管理」で、どのような機能・設定を活用されていますか。

松浦様:財務科目だけでなく、非財務科目を計算し、階層化して表示する機能を活用しています。たとえば店舗数・客数といったKPIとPL実績とを突き合わせて確認するほか、事業によっては劇場公開作品や取引社数、外貨両替機設置台数などさまざまな指標を一元的に取り扱い、事業特性を反映したモニタリングを可能にしています。

長谷様:実績は元帳ベースで取り込めるため、前年・予算比の違和感も店舗単位までドリルダウンして掘り下げて確認しています。セグメント粗利の一時的悪化や、海外のグループ会社の軽微な変動も拾えるようになりました。結果として、グループ会社とコントロール部の定例会議で「何が起きたのか」を事実ベースで迅速に擦り合わせ、次のアクションに結び付けるようなコミュニケーションが増えています。

経営会議資料の完成を平均2営業日前倒し。業務の効率化が、意思決定のスピード向上に貢献

ー 「Loglass 経営管理」導入の前後で、業務プロセスはどのように変化しましたか。

遠田様:Excelで発生していた入力・集計の作業が大きく軽減され、浮いたリソース分を分析に充てられるようになりました。店舗型ビジネスでは既存店と新店で実績を切り分けて集計・分析することが重要ですが、「Loglass 経営管理」なら即時に切り分けて比較でき、300店舗規模の事業でも既存店と新店の動向を素早く把握できます。複数データを往復せず、ひとつのプラットフォーム上で完結できることは、担当者の負担軽減にもつながっているはずです。

決算の資料作成で必要な数字は「Loglass 経営管理」のレポート機能で確認し、IR部が自ら参照できる状態にしています。経理部の追加作業はなく、コントロール部もデータを見たい形に整えるだけで済むため、月次の経営会議の資料も従来のように前日終電間際までかかってしまうようなことがなく、前倒しでグループ会社の各経営層に共有できるようになりました。

また、従来は社内から「このグループ会社の、このデータが欲しい」という個別依頼への対応で時間を取られていましたが、今では財務・経理・IRなど他部門に展開しているため、「そのデータなら『Loglass 経営管理』の〇〇で確認できます」と伝えるだけで完了です。結果、データを集計し、資料を作成する手間が削減され、データ授受にかかる時間も大幅に減りました。

ー 経営層の意思決定には、どのように貢献できていますか。

遠田様:各社の着地見込みを週次で更新し、連結への影響を確認できるようになったことで、経営層からの「このグループ会社の状況はどうなっているか」という問いに即応でき、判断のスピードの向上に貢献できていると思います。当社のバリュー(行動指針)の1つに「Speed is King」を掲げているのですが、「Loglass 経営管理」の導入は、管理会計にスピードをもたらしてくれたと感じています。今までは会議の場で初めて知ったような数字を事前に把握でき、経営会議でより踏み込んだコミュニケーションができるようになっているはずです。

さらに見込の数字は共通フォーマット上で勘定科目別・事業別・部門別まで切り分けられるようになり、数字の根拠まで深掘りできるようになりました。また、実績についても「Loglass 経営管理」上で総勘定元帳までドリルダウンし、どのような会計処理だったのかを簡単に確認できるようになり、着地見込みの妥当性・蓋然性を検証することも可能となった結果、全社の着地精度が高まっていると思います。

ー 弊社のサポートに対して、どのように評価いただいていますか。

長谷様: 導入時の支援におきましては、プロジェクトマネジメントの観点から心強いサポートをいただきました。

Slackでのご質問への回答は、社内コミュニケーションのような迅速さで即応いただき、当社に適した活用方法を柔軟にご提案いただきました。

ご担当者様の献身的なご尽力により、スケジュール通りの導入と現在の安定稼働が実現しています。

また、オンボーディング後も定例ミーティングや定期連絡で機能アップデート情報をタイムリーに共有いただいており、日々の利便性の向上を実感することが出来ています。

M&Aの意思決定や、既存事業の投資判断に貢献する管理会計を目指して

ー 今後の展望についてお聞かせください。

遠田様:M&Aの事業計画フェーズまで「Loglass 経営管理」の守備範囲を広げていきたいと考えています。たとえばM&Aを検討する段階で、対象企業の事業計画書を「Loglass 経営管理」に取り込み、GENDAの連結にどのような影響が想定されるか、事業計画のシナリオごとに判断できるようになります。この仕組みを実現できるとすれば、M&A後も対象企業の着地がどのシナリオに近づいているか検証することができ、将来のM&Aの意思決定にも資するノウハウが蓄積されていくはずです。

長谷様:当社はM&Aを成長の柱としつつ、既存事業も伸ばしていく方針です。そのためにより効果的な投資判断を下していくために、グループ各社がどのくらいの金額の、どこに対する投資で、どのような効果を生んでいるのかを管理と可視化を推進し、正しい投資判断を支援していきたいと考えております。

松浦様:コントロール部としては、データの入力・修正に費やす時間を今後も減らしていき、データ分析に充てる時間を増やしていきたいですね。さらにグループ各社のデータ分析をコントロール部としても行い、経営層の意思決定に資する情報提供を強化していきたいと思います。

ー 「Loglass 経営管理」を導入検討されている方へ、最後にメッセージをお願いします。

遠田様:弊社のようにグループ会社が多く、M&Aや組織の合併・分割などが頻繁に起きる企業にも、「Loglass 経営管理」は非常にマッチします。Excel運用だと組織が組み替えになるたびに、予算・実績の比較軸やマスタを調整する手間がかかってしまうかと思います。

それが「Loglass 経営管理」であればマスタ修正などが容易なので、分析の前工程で発生する業務工数を削減し、経営層が求めるアウトプットを素早く提示できるようになるため、意思決定のスピードを引き上げられます。

また、管理会計のツール選定では「いま出来ること」だけでなく「今後どの機能が拡充されるか」も重視すべきです。事業環境が刻一刻と変化するなか、現在の要件にとどまらない発展性までを見据えることが、ツール導入を成功させるポイントだと考えています。

株式会社GENDA

M&A戦略で成長するグループを可視化。経営判断のスピードと精度を高める管理会計の仕組み作り

業種
エンターテインメント
従業員数
5,001名以上
公開日
2026-01-22
株式会社GENDA
業界
エンターテインメント
導入サービス
Loglass 経営管理
従業員数
5,001名以上
Loglass導入の背景と効果
課題
決め手
効果

膨大なデータを扱う現場の業務負荷を軽減しつつ、M&Aで拡大する組織を可視化するために

ー 創業期から企業成長の主軸戦略として積極的なM&Aを掲げていますが、管理会計にはどのように影響しているのでしょうか。

遠田様:創業来50を超えるM&Aを行ってまいりましたが、新しい会社がGENDAに加わると、グループ全体のセグメントや事業領域ごとの業績構成が大きく変化します。1社増えるだけでも連結全体の損益構造に影響が出ることが多いため、より精度の高いモニタリングが管理会計には求められます。

特に難しいのが事業譲渡のケースです。株式譲渡とは違い、一事業やいくつかの店舗のみがグループに加わるため、既存企業の中に吸収される形となります。そうすると個別の業績が見えづらくなってしまい、その事業はM&A後も成長できているのか、既存事業にどのような影響を与えたのか、評価しにくくなってしまうのです。そのため、より精度の高いモニタリング、具体的には店舗・サービスレベルまで業績を切り出し、定量的に評価することが求められます。

ー 「Loglass 経営管理」を導入いただく以前は、どのような仕組みで予算実績を管理されていたのでしょうか。また、抱えていた課題をお聞かせください。

遠田様:グループ会社が増加していくなかで、Excelによる管理が限界を迎えていました。1つのファイルの中にグループ会社ごとのシートがどんどん増え、さらに店舗・サービスごとにデータが分かれていく構造でした。「Loglass 経営管理」を導入する直前では、資料ごとに約20社分のデータが存在しており、さらに店舗数や客数、客単価といった事業上のKPIは別ファイルで管理していたため、データが散在していたのです。

その結果、私たちコントロール部の入力作業が煩雑化し、データが重くなったExcelを開くだけでも時間がかかるなど、業務効率が著しく低下していました。入力担当者にのしかかる負荷も大きく、経営層から求められるモニタリング精度を維持していくのは困難な状況でした。

また、月次決算の資料作成にも課題を抱えていました。月次決算の資料は、経理部が月初から8営業日目までに締めた数字を私たちが集計し、12営業日目に実施される経営会議の前日までに資料として展開していました。つまり、わずか3営業日で資料を完成させる必要があったのです。短期間でグループ全体の膨大なデータを集計しなければならず、分析まで手を回す余裕はほとんどありません。出てきた数値を正確にまとめるだけで精一杯という状況でした。

膨大なデータ量、展開を見越した使いやすさ、そしてツールの発展性が導入の決め手に

ー 経営管理のツールに対して、重視していた要素をお聞かせください。

遠田様:大前提として、今後もM&A戦略によりグループ会社の数やデータ量が加速度的に増えていくことを想定していました。そのため、月間で40~50万明細という膨大なデータ量に耐えられるシステムであることを最重要視しました。

また、導入後はコントロール部だけでなく本社の経理部・財務部・IR部、加えてグループ各社の経営層や経営企画部門にも展開したいと考えていたため、誰でも使いやすいUIであること、分からないことが発生した際に迅速なサポートを受けられる体制があることを求めていました。

松浦様:連結会計に耐えうるシステムであるかどうかも重点的に見ていました。M&Aでは組織再編が頻繁に発生するため、事業部と紐づいた実績データの組み替え作業が簡単にできるシステムの方が当社にとって最適だったのです。

そして今後の開発ロードマップが明確であることもポイントでした。ログラス社の担当の方には、ご提案の段階で新機能の拡張計画を丁寧に説明いただき、大きな安心材料となりました。加えてサポート対応も高評価で、特に問い合わせに対するレスポンスがとても早かったことが印象的です。

ー 経営管理のツールはどのように比較検討されましたか。

遠田様:「Loglass 経営管理」を含む複数のサービスで比較検討しました。私が最も重視していたのは、「膨大なデータ量に耐えられるシステムであるか」でした。しかし、他社サービスの説明は、やや不安が残る回答結果でした。特にデータの取り込みにかかる時間が長くなってしまうようで、場合によっては翌日に反映というツールや、そもそも具体的な処理時間をご説明いただけないケースもありました。

一方で「Loglass 経営管理」は数分以内に反映されることが確認でき、スピード面では圧倒的に優れていたと思います。

さらにグループ会社への展開にも違いがありました。他社サービスの場合、それぞれのグループ会社で新たに環境を構築しなければならないという制約もありました。「Loglass 経営管理」の場合は、グループ本体でシステム環境を整えてグループ会社にはアカウントを配布するだけで展開でき、同じ数字に基づいて分析・議論が出来るようになった点は高評価でした。

取締役からも「そろそろシステム導入を検討してはどうか」という後押しもあり、単にコントロール部に限定した業務効率化ではなく、GENDA全体で同じ数字を共有し、より正確で高度な意思決定につなげていくための基盤作りとして、「Loglass 経営管理」の導入を決定しました。

財務・非財務問わず、グループ各社の数字を週次で把握し、リアルタイムな意思決定を実現

ー どのような業務シーンで「Loglass 経営管理」を活用されていますか。

遠田様:月に一度の月次決算資料はもちろん、日常でもグループ各社の予算・実績の着地見込みを週1回の頻度で更新し、連結決算に与える影響度合いを「Loglass 経営管理」上で随時確認しています。エンターテイメント領域はトレンドへの依存度がとても高く、たとえば人気アイドルやキャラクターなどが“バズる”と、プライズ(景品)の売上が急増するため、週次で細かく更新することでリアルタイムな意思決定につなげています。

私たちコントロール部以外で利用頻度が高いのが、財務部とIR部ですね。財務部では週次の着地更新を受けて各社の資金繰りを点検しています。IR部は投資家面談や四半期説明資料の作成時に「Loglass 経営管理」を参照しています。

ー 既存・新規のグループ会社には、どのように「Loglass 経営管理」を活用されていますか。

長谷様:現在、5社のグループ会社に「Loglass 経営管理」のアカウントを発行しました。各社とも経営企画や経理・財務といったコーポレート担当者がデータのハブとして活用しています。「Loglass 経営管理」の導入前と比較して、より細かな組織粒度で費用把握と分析が可能になり、会計システムからExcelへの転記という手作業を「Loglass 経営管理」によるデータ統合に置き換えています。

遠田様:M&Aから間もない新規のグループ会社には、クロージング直後から経営会議の運営水準に馴染んでいただくため、会議フォーマットの説明と併せて「Loglass 経営管理」に業績見込みを取り込むための共通ファイルを配布します。全社共通の入力枠組みを最初から適用することで、どの粒度・精度で報告するべきかという、いわゆる“GENDAのルール”を早期に共有できています。これにより、「共通の数字」のファクトを持った上で、事業部との連携も密に取れるようになりました。

ー 「Loglass 経営管理」で、どのような機能・設定を活用されていますか。

松浦様:財務科目だけでなく、非財務科目を計算し、階層化して表示する機能を活用しています。たとえば店舗数・客数といったKPIとPL実績とを突き合わせて確認するほか、事業によっては劇場公開作品や取引社数、外貨両替機設置台数などさまざまな指標を一元的に取り扱い、事業特性を反映したモニタリングを可能にしています。

長谷様:実績は元帳ベースで取り込めるため、前年・予算比の違和感も店舗単位までドリルダウンして掘り下げて確認しています。セグメント粗利の一時的悪化や、海外のグループ会社の軽微な変動も拾えるようになりました。結果として、グループ会社とコントロール部の定例会議で「何が起きたのか」を事実ベースで迅速に擦り合わせ、次のアクションに結び付けるようなコミュニケーションが増えています。

経営会議資料の完成を平均2営業日前倒し。業務の効率化が、意思決定のスピード向上に貢献

ー 「Loglass 経営管理」導入の前後で、業務プロセスはどのように変化しましたか。

遠田様:Excelで発生していた入力・集計の作業が大きく軽減され、浮いたリソース分を分析に充てられるようになりました。店舗型ビジネスでは既存店と新店で実績を切り分けて集計・分析することが重要ですが、「Loglass 経営管理」なら即時に切り分けて比較でき、300店舗規模の事業でも既存店と新店の動向を素早く把握できます。複数データを往復せず、ひとつのプラットフォーム上で完結できることは、担当者の負担軽減にもつながっているはずです。

決算の資料作成で必要な数字は「Loglass 経営管理」のレポート機能で確認し、IR部が自ら参照できる状態にしています。経理部の追加作業はなく、コントロール部もデータを見たい形に整えるだけで済むため、月次の経営会議の資料も従来のように前日終電間際までかかってしまうようなことがなく、前倒しでグループ会社の各経営層に共有できるようになりました。

また、従来は社内から「このグループ会社の、このデータが欲しい」という個別依頼への対応で時間を取られていましたが、今では財務・経理・IRなど他部門に展開しているため、「そのデータなら『Loglass 経営管理』の〇〇で確認できます」と伝えるだけで完了です。結果、データを集計し、資料を作成する手間が削減され、データ授受にかかる時間も大幅に減りました。

ー 経営層の意思決定には、どのように貢献できていますか。

遠田様:各社の着地見込みを週次で更新し、連結への影響を確認できるようになったことで、経営層からの「このグループ会社の状況はどうなっているか」という問いに即応でき、判断のスピードの向上に貢献できていると思います。当社のバリュー(行動指針)の1つに「Speed is King」を掲げているのですが、「Loglass 経営管理」の導入は、管理会計にスピードをもたらしてくれたと感じています。今までは会議の場で初めて知ったような数字を事前に把握でき、経営会議でより踏み込んだコミュニケーションができるようになっているはずです。

さらに見込の数字は共通フォーマット上で勘定科目別・事業別・部門別まで切り分けられるようになり、数字の根拠まで深掘りできるようになりました。また、実績についても「Loglass 経営管理」上で総勘定元帳までドリルダウンし、どのような会計処理だったのかを簡単に確認できるようになり、着地見込みの妥当性・蓋然性を検証することも可能となった結果、全社の着地精度が高まっていると思います。

ー 弊社のサポートに対して、どのように評価いただいていますか。

長谷様: 導入時の支援におきましては、プロジェクトマネジメントの観点から心強いサポートをいただきました。

Slackでのご質問への回答は、社内コミュニケーションのような迅速さで即応いただき、当社に適した活用方法を柔軟にご提案いただきました。

ご担当者様の献身的なご尽力により、スケジュール通りの導入と現在の安定稼働が実現しています。

また、オンボーディング後も定例ミーティングや定期連絡で機能アップデート情報をタイムリーに共有いただいており、日々の利便性の向上を実感することが出来ています。

M&Aの意思決定や、既存事業の投資判断に貢献する管理会計を目指して

ー 今後の展望についてお聞かせください。

遠田様:M&Aの事業計画フェーズまで「Loglass 経営管理」の守備範囲を広げていきたいと考えています。たとえばM&Aを検討する段階で、対象企業の事業計画書を「Loglass 経営管理」に取り込み、GENDAの連結にどのような影響が想定されるか、事業計画のシナリオごとに判断できるようになります。この仕組みを実現できるとすれば、M&A後も対象企業の着地がどのシナリオに近づいているか検証することができ、将来のM&Aの意思決定にも資するノウハウが蓄積されていくはずです。

長谷様:当社はM&Aを成長の柱としつつ、既存事業も伸ばしていく方針です。そのためにより効果的な投資判断を下していくために、グループ各社がどのくらいの金額の、どこに対する投資で、どのような効果を生んでいるのかを管理と可視化を推進し、正しい投資判断を支援していきたいと考えております。

松浦様:コントロール部としては、データの入力・修正に費やす時間を今後も減らしていき、データ分析に充てる時間を増やしていきたいですね。さらにグループ各社のデータ分析をコントロール部としても行い、経営層の意思決定に資する情報提供を強化していきたいと思います。

ー 「Loglass 経営管理」を導入検討されている方へ、最後にメッセージをお願いします。

遠田様:弊社のようにグループ会社が多く、M&Aや組織の合併・分割などが頻繁に起きる企業にも、「Loglass 経営管理」は非常にマッチします。Excel運用だと組織が組み替えになるたびに、予算・実績の比較軸やマスタを調整する手間がかかってしまうかと思います。

それが「Loglass 経営管理」であればマスタ修正などが容易なので、分析の前工程で発生する業務工数を削減し、経営層が求めるアウトプットを素早く提示できるようになるため、意思決定のスピードを引き上げられます。

また、管理会計のツール選定では「いま出来ること」だけでなく「今後どの機能が拡充されるか」も重視すべきです。事業環境が刻一刻と変化するなか、現在の要件にとどまらない発展性までを見据えることが、ツール導入を成功させるポイントだと考えています。

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