Gunosyでは予算策定をGoogleスプレッドシートで行っておりましたが、管理会計の導入以降、部門数の増加や配賦計算の導入などにより集計構造が複雑化していました。それによりファイルのメンテナンスの手間が増え、ミスのリスクが上昇。また、シートの全体像を把握している人が限られていたため、業務が属人化しているという問題を抱えていました。加えて、スプレッドシートは権限管理の柔軟性が低く、部門や役職によって閲覧範囲の調整ができていませんでした。そのような課題感からシステム導入の検討を開始しました。最初の検討では「Loglass」の当時の機能が限定的だったこともあり、一度見送りとなりました。後にLoglassの開発が進み、またスプレッドシートでの運用の問題がさらに顕在化してきたため、最終的にLoglassを導入いただくこととなりました。
CEO室 室長|岡村高之様
CEO室 経営企画|金本啓様
CEO室 経営企画|林愛様
岡村様:Loglassを知ったのは、2〜3年前です。ログラスの代表の布川さんとちょっとした縁で知り合って、「どんなシステムを作っているんですか?」とお話を伺ったことがあったんです。当時、ちょうど管理会計システムの導入を検討していた時期だったのですが、その時はLoglassをローンチして間もない頃だったこともあり、まだ機能が限定的だったため、導入までの話には至りませんでした。ただ、その際、布川さんに「こういう機能が欲しいんです」と話したところ「アップデートを検討しています」という声が返ってきたんです。
その後、改めて経営管理システムを複数比較検討することになったのですが、もともと課題感を共有できていたことや、Loglassの機能が大きくアップデートされていたこともあり、導入することになりました。弊社の経理担当を含めてほかのシステムと比較した結果、やはりLoglassが良いよねという意見が多く、早い段階でLoglassに絞っていました。
導入当時の課題としては、予算策定、管理会計及び実績管理をそれぞれ独立したスプレッドシートで管理していたことによるミスや余計な手間がかかることでした。また、シートの閲覧、編集の権限設定に限界があることから、意図した権限管理ができない点も課題でした。
その他、DXを推進していくことで組織全体の生産性を向上させ、今後の事業拡大に対してもスマートに対応できるような基盤を構築していきたいという気持ちもありました。
岡村様:ほかのシステムを比較検討していた際に感じたことは、Loglassは圧倒的に予算策定を取りまとめる部署の目線で作られているという点です。予算策定のプロセスを最適化されることが徹底されており、業務理解度が高いなと感じました。それが一番の決め手でした。また、新しい機能の追加が早いことも要因の一つです。こちらが課題感として挙げたものが、気づいたら実装予定になっているため、将来的にも使いやすい機能が増えていく期待が持てました。
金本様:具体的な導入成果としては、点在していたデータやファイルを1つのシステムに集約したことで、工数削減がしっかりできたことです。スプレッドシートに起因するミスが減りましたし、予実を各部署や任意のグルーピングで柔軟にエクスポートできるようになったことで作業が効率化しました。
岡村様:子会社の予実や毎月の着地見込みをスピーディーに集計でき、連結の数値もシームレスに確認できるようになった時、導入してよかったなと実感しました。これまでスプレッドシートで集計していた時のボトルネックが解消された瞬間だったので。チーム一同導入効果を強く実感しています。
岡村様:会社にとって最も重要な経営数字を扱うため、セキュリティのチェックは入念に行いました。万全を期すため、CTOの小出に最終的なリスク判断やセキュリティチェックを仰ぐ方法を取り、Loglassの導入に至りました。
岡村様:単一PLで運用するなら、Googleスプレッドシートを使うほうが楽かもしれません。しかし、部署が増えて、集計が煩雑になってきたステージにいる企業さんは導入すると良いと感じます。
林様:スピーディーな改修を期待している企業さんにはオススメできそうです。Loglassは機能の改善が早い印象があります。岡村も言っていますが、「こういう機能があれば良いのに」とログラスさんに話すと、すぐに検討してくれます。未来に期待できるという意味で、使い続けていきたいと感じています。
金本様:CS対応の良さを求めている企業さんにはおすすめできます。問い合わせがSlackで完結できるのが嬉しいですね。メールでの質問だと、正直連絡するのが億劫になってしまうのですが、わからないことや要望などを気軽に相談できています。