新規事業のシミュレーション回数・頻度が増し、経営層との対話が深まった
KDDIスマートドローン株式会社
- 従業員数
- 1〜300名
- 公開日
- 2025-05-19

この事例の要約
- 課題
- KDDI スマートドローン株式会社は 2022 年 4 月に KDDI の 100% 子会社として設立されました。KDDI グループでは本社あてにマスタープラン(通期計画)に対する着地見込みを月次で報告する必要があり、グループ会社ごとに組織規模や体制が異なる中、リソースやノウハウが不足しがちな子会社では報告そのものが高いハードルになりやすい状況がありました。設立直後の新会社として、経営企画部門の立ち上げと並行して経営管理基盤をどう構築するか、また新規事業ゆえ変数の多い事業シミュレーションをどう運用に組み込むかが課題でした。
- 施策
- 2022 年 4 月の会社設立とほぼ同時期に 「Loglass 経営管理」を導入し、経営企画部門の立ち上げと並走させる形で経営管理基盤を構築しました。単なるシステム導入ではなく、自社の管理会計をどう立ち上げるかを議論しながら仕組みに落とし込む進め方を採用。カスタマーサクセスのサポートのもと、会計ソフト上の勘定科目を管理会計でどう処理するか、親会社への報告フォーマットにどう合わせるかを並行検討して勘定科目を設計しました。「Loglass 経営管理」の科目階層は事前に設定したパターンをワンクリックで切り替えられるため、日本基準の財務会計、自社独自の管理会計、IFRS に準拠した親会社向け報告フォーマットを必要なときに必要な形式で出力できる運用に組み立てました。
- 成果
- 新規事業ゆえに必要な複数パターンの事業シミュレーションを、条件を変えても簡単に集計できるようになり、シミュレーションの回数・頻度・パターンが増加。経営層との対話や議論が活発化し、採算検討に関わる会議では当たり前のように 「Loglass 経営管理」の画面を全員で見ながら議論する文化が定着しました。バックグラウンド情報が多く、データ抽出や突合に工数を割いていた予算策定業務も、1 つのデータベースに情報を集約することで効率化。親会社向け報告も日本基準・管理会計・IFRS の階層をワンクリックで切り替えて出力でき、報告フォーマット作成を簡単に行えるようになっています。
データ投入時間
30分未満
前システムと比較して大幅に高速化
お話を伺った方
KDDIスマートドローン株式会社
コーポレート統括部 部長
居相 様
KDDIスマートドローン株式会社
コーポレート統括部 コアスタッフ
三木 様
2022年4月に会社設立。経営企画部門の立ち上げと並行してLoglassを導入
ー Loglassを導入いただいた経緯を教えてください。
居相様:当社の場合は2022年4月の会社設立と並行してLoglassを導入しました。
KDDIグループでは、本社あてにマスタープラン(通期計画)に対する着地見込みを月次で報告する必要があります。グループ会社によってそれぞれ組織規模や体制などが異なるなかで、本社に対して毎月の報告を行うとなると、相対的にリソースやノウハウが不足しやすい子会社によってはそれが高いハードルになってしまっているケースも見受けられました。そんなときにLoglassの話を聞いて、元々はグループ各社の課題解決に役立つのではないかと思っていました。
ー グループ各社がすべて、組織規模の大小に関わらず同じ粒度で親会社に対して毎月予実の報告を行っているのですか?
三木様:基本的にはそうですね。どのようなシステムや仕組みを導入するかはグループ各社に委ねられており、それぞれの組織に合ったものを構築しています。弊社の場合も、新たに子会社を立ち上げるにあたって、どのようにして経営管理基盤を構築するかを検討した結果、Loglassを導入することに決めました。

「Loglassがなければできなかった」多様なパターンの事業シミュレーション
ー 会社立ち上げと同時の導入となりましたが、どのような進め方で導入していきましたか?
居相様:新設会社だからこそ、単にシステムの導入だけではなく自社の管理会計をどのように立ち上げていくべきかも議論しながら仕組みに落とし込んでいく必要がありました。管理会計の立ち上げと同時並行でLoglassを導入することで、自社が行いたい管理会計をLoglass上で表現するとどうなるかも考えながら勘定科目の設計を行うことになります。時にはカスタマーサクセスのサポートを受けながら、会計ソフト上の勘定科目を管理会計上ではどのように処理するべきか、親会社への報告フォーマットにどう合わせるかを議論してきました。
サービスについて説明を受けたとき、「経営企画部員が1人増えると思ってください」と言われたのですが、導入を終えて感じたプロダクトとカスタマーサクセスの価値を通じて、その言葉に嘘はなかったと思います。
ー 導入後、感じている成果がありましたら教えてください。
居相様:新規事業を展開するにあたり、さまざまなパターンを想定した事業シミュレーションを行う必要が出てくるのですが、Loglassを使うことで条件を変えたシミュレーションの集計が簡単に実施できています。
当社の場合、予算策定においては中期経営計画をベースに、前年実績を参考にシミュレーションし、複数回の会議を重ねて検討を進めていくのですが、バックグラウンド情報が多く、各種データの抽出や突合に非常に多くの工数を割いていました。
Loglassでは1つのデータベースにすべての情報を集約できるので、シミュレーションを行う回数や頻度、パターンが増え、経営層との対話や議論をより活発に行えるようになりました。コミュニケーションがとてもスムーズになったと思います。採算検討(または経営管理)に関わる会議では、もう当たり前のようにLoglassの画面を全員で見ながら対話を重ねています。
三木様:シミュレーションを気軽にできるのが、本当に大きいですね。変数が多い新規事業だからこそ、複数のシナリオを想定できるのはありがたいです。
また、親会社に対して行う報告もLoglassを導入したことによって簡単に行うことができています。Loglassでは、事前に設定した科目階層を1クリックで切り替えることができるので、日本基準の財務会計と弊社独自の管理会計、そしてIFRS(国際会計基準)に準拠した親会社向けの報告に必要なフォーマットを必要なときに必要な形式で確認できています。

自由度の高さは、意思を持って管理会計を行いたい企業におすすめ
ー Loglassをどんな企業にご活用いただけそうでしょうか。
居相様:Loglassは自由度がとても高く、自社の行いたい管理会計を正確に反映できる経営管理システムだと思います。だからこそ、自社の管理会計に強いこだわりがある会社、意思を持って事業を伸ばしていきたいと考えていて、そのために適切なKPI設定・モニタリングを行いたいと思っている会社にはぜひおすすめしたいです。
三木様:加えて、当社の場合は親会社に向けた報告フォーマットに対応しながら自社独自の管理会計・日本基準の財務会計それぞれにも対応する必要がありました。Loglassによって今それが実現できているので、親会社への報告に時間をとられている企業様であればその時間を削減できるのではないでしょうか。
Q&A
- KDDI スマートドローンが Loglass を導入した経緯は?
- 2022 年 4 月の会社設立と並行して導入し、経営企画部門立ち上げと同時に経営管理基盤を構築しました。KDDI グループの月次マスタープラン報告に対応する必要があり、子会社規模でもノウハウやリソース不足を補える経営管理基盤として選定しました。
- 事業シミュレーションでどのように活用していますか?
- 新規事業の予算策定では中期経営計画と前年実績をベースに条件を変えて複数のシナリオを検討する必要があり、Loglass の集約データベースを使うことでシミュレーションの回数・頻度が増え、経営層との議論が深まりました。会議では画面を全員で見ながら対話する運用です。
- 親会社への報告対応はどう変わりましたか?
- 事前に設定した科目階層をワンクリックで切り替えるだけで、日本基準の財務会計、自社独自の管理会計、IFRS 準拠の親会社向けフォーマットそれぞれを必要なときに必要な形で出力できるようになり、報告作業の負担が大きく軽減されました。


